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macOS を共有ユーザーモードで管理


Tatsuo Suzuki

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※ この Topic は、VMware Japan Blog に掲載していた記事の再掲です。
Workspace ONE UEM で macOS を管理するための Tips & Tricks です。 

前提条件

  • Workspace ONE UEM SaaS
    • APNs などの事前準備を行い macOS を加入して管理できる状態
  • macOS 10.16 以上 (今回の環境は macOS Ventura 13.6)
  • デバイスが Windows Server の Active Directory Domain Services とのサービス疎通ができること
    • AirWatch Cloud Connector で Workspace ONE UEM とのディレクトリ統合を行い、ログインするユーザーを追加しておくこと

設定

Workspace ONE UEM 管理コンソールで以下の設定を行います。

  1. プロファイルの設定
    1. “追加” メニューからプロファイルを追加します
      Screenshot-2024-03-21-at-17.07.53-e17110
    2. macOS の デバイスプロファイル を作成します
    3. プロファイルの名前を設定して、ディレクトリのペイロードを設定します
    4. ディレクトリを追加します
      1. サーバのホスト名: ADDS のホスト名
      2. クライアントID: {DeviceSerialNumber} (※ UEM 経由で取得したデバイスのシリアルナンバーでコンピュータオブジェクトを作成します)
      3. ユーザー名とパスワード: ADDS にコンピュータアカウントを作成できる権限の資格情報
      4. 組織ユニット:  CN=Computers,DC=ws1mac,DC=link (※コンピュータユニットへのクエリ)
        Screenshot-2024-03-22-at-14.10.49-1024x9
    5. 保存して、対象のデバイスへ割り当てを追加します
  2. 共有デバイス設定のためのユーザーを作成
    1. “追加” メニューからユーザーを追加します
      Screenshot-2024-03-22-at-14.43.37-1024x3
    2. “全般”タブに必須情報を入力します
    3. “高度な設定”タブの一番下にある”代理セットアップ”を開いて、”マルチユーザーデバイス”を”有効”に設定して保存します
      Screenshot-2024-03-22-at-14.44.51-300x13

動作

では実際の動作を見てみましょう。

https://getwsone.com から Intelligent Hub をダウンロードしてインストールします。

Screenshot-2024-03-22-at-14.38.27-1024x5Screenshot-2024-03-22-at-14.39.20-1024x5

加入に必要な情報を入力します。ここで、”共有デバイス設定のためのユーザーを作成” のユーザーで加入します。

Screenshot-2024-03-22-at-14.39.37-1024x5Screenshot-2024-03-22-at-14.39.50-1024x5

加入の許可を行い完了します。

Screenshot-2024-03-22-at-14.40.17-1024x5Screenshot-2024-03-22-at-14.40.27-1024x5

この段階では、代理加入のユーザーで加入が行われます。

Screenshot-2024-03-22-at-14.40.40-1024x5

ログアウトして、Active Directory のユーザーでログインしてみます。

Screenshot-2024-03-22-at-14.40.49-1024x5

すると、ログインしたユーザーのアカウントでデバイスは加入状態となります。

Screenshot-2024-03-22-at-14.41.51-1024x5

今回は紹介していませんが、ADCS と証明書の連携を設定すると、ログインしたユーザーに対して証明書を配布することができます。これを用いて、Workspace ONE Access の証明書認証を利用したSSOなどに利用することも可能です。

Screenshot-2024-03-22-at-14.42.40-1024x5

まとめ

いかがでしたでしょうか。Workspace ONE で共有デバイスモードを利用することで、お店の mac をそのときに操作したい人に切り替えたり、貸し出して使う場合などに有用活用できると思います。また、今回紹介し切れていない macOS の管理はもちろん、iOS や Windows も様々な管理方法で企業利用に便利に使うことができます。最新の Workspace ONE の情報などは、Techzone (英語のみ) をご確認下さい。

免責事項

  • 本情報は、開発部門等によるテストやレビューを受けておりません。あくまでも参考情報となりますことをご了承ください。
  • 内容についてできる限り正確を期すよう努めておりますが、いかなる明示または暗黙の保証も責任も負いかねます。本情報は、使用先の責任において活用される情報であることを、あらかじめご了承ください。
  • 本情報製品ドキュメントに相違がある場合、製品および製品ドキュメントを優先とします。
  • 本情報に記載された製品の仕様ならびに動作に関しては、Omnissa や関連各社ともにこれらを予告なく改変する場合があります。

 

Edited by Tatsuo Suzuki
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